あらすじ・ネタバレ・感想・評判

映画『カイジファイナルゲーム』ネタバレ感想と評価・ラスト結末を紹介

映画『カイジ ファイナルゲーム』は、1作目『カイジ 人生逆転ゲーム』2作目『カイジ2 人生奪回ゲーム』から続く3作目の作品。カイジシリーズとしてはその名のとおり最後の作品となる。

 

監督は佐藤東弥。音楽担当は菅野祐悟。主題歌はYUIの「It’s all too much」。

今作一番の見どころは『バベルの塔』や『最後の審判』といった原作に無い内容のゲームが登場する完全オリジナルストーリーという部分。

 

キャスティングも過去の作品の登場人物に加え、新キャラクターとして豪華俳優陣が勢揃い。そのため公開前から大きな話題を集めている。

ここでは、 映画『カイジ ファイナルゲーム』のネタバレと感想・評価・ラスト結末をご紹介します。

映画『カイジ ファイナルゲーム』のネタバレ!~ラスト結末まで~

始まりは2020年。舞台は東京オリンピック後の東京から。

急速なインフレのため日本は1500兆円という多額の借金を背負っていた。

失業率は全体の40%を超え、より貧富の差が激しい状態になっていた。

依然として自堕落な生活をしていた伊藤カイジは勤めていた派遣会社からクズと罵られながらも、ペラペラの給料袋を手渡される。

 

そんな時、班長こと大槻と出会う。大槻は帝愛グループの経営する企業一つを任される社長にまで出世していた。

大槻に渡された一枚のチラシ。そこには『第五回!若者救済イベント!バベルの塔』と書かれた内容だった。

 

街中のどこかに建てられた8mのビルのテッペンにあるカードを奪いあうゲーム。

勝者には、カードに埋め込まれている電卓に数字を入力することによって多額の賞金を手にすること(表)・10億円相当の極秘情報の入手(裏)いずれかの権利を得ることができる。

 

ゲームに参加しタッチの差で勝利を掴んだカイジ。選んだのは、裏の極秘情報。

指定の場所に呼び出され、出会ったのは東郷会長と呼ばれている大富豪とカイジと同様にゲームを勝ち抜いてきた(自称)ラッキーガールの桐野加奈子だった。

そこで東郷から政府が『新円』を発行しようとしているという事実を聞く

一方、裏では財政担当大臣の高倉が新円発行についての計画を進めていた。

それは日本が抱えている負債の解消策として消費税を30%にアップ・年金を40%カットなどを掲げると共に新円を発行することで国民の資産と借金を相殺。

 

自分を含めた一部の人間の勝ち逃げを計るための計画だった。

東郷から極秘情報を聞いたカイジは、同時に預金封鎖決定の日である『天命の儀』までに1000億あれば賄賂を渡すことで新円の発行を阻止できるということ。

 

そのために東郷がギャンブルに参加しようとしているという話を聞く。

内容は『最後の審判 人間秤』という保有している資産がほぼ同じである2人がお互いの全財産を金塊に変えて重さを競うゲームである。

 

ゲームの鍵としてお互いに4つの”F”『Family』『Friend』『Fixer』『Fan』にちなんだ支援者を集い戦う。

 

カイジは莫大な資産を持つ東郷でも、身近な家族がいない上に、昔愛人とその子供に絵画を手切れ金の代わりに手渡していたことを秘書である廣瀬からきく。

当日、対戦相手は派遣会社を仕切っていた帝愛グループの黒崎であった。

ゲーム序盤、個人資産額で東郷が優位に立つが、黒崎の卑劣な策略により逆転されてしまう。

東郷側が追う形の中盤『Family』に秘書である廣瀬が例の絵画を持って現れる。

実は廣瀬こそが東郷と愛人との間にできた息子であり復讐をするために秘書として東郷に近ずいたことを知るカイジ。

 

それを横目に絵画を黒崎に手渡す。これで勝負が決まったかと思われたが、表示された金額は査定不可の文字。なんと絵画は東郷自身が書いたものだった。

罵声を浴びせられながらも愕然とする廣瀬。ゲームは続行していく。

 

カイジは秘策として準備していた10億円を元手にして『ドリームジャンプ』で加奈子の唇と指のサインから見事10倍にすることに成功する。

会場に戻った時には終了時間を迎えていたが、カイジは事前に時計を5分間早めておくという細工をしていた。

 

大量のドローンを使って金塊を秤の中に運んでいくカイジ一同。

応援に来ていた坂崎孝太郎が会場の観客に叱咤激励を飛ばしたことがきっかけとなり流れが東郷側に傾いていく。

 

そしてついに決着の時!

 

僅差で負けたと思われた東郷側であったが額縁代の金貨一枚が時計の針から落ち逆転。

東郷側が見事逆勝利を収める。

時同じくして新円の入ったアタッシュケースを持ちながら会合に向かう政府陣だったがカイジが変更したセキュリティゲートのパスワードに阻まれてしまう。

 

ゲームに勝利し高倉の前に現れたカイジだったがすでに『天命の儀』は終わったと告げられる。

しかし、すでに「出入り口」「コンテナ」「トランク」のパスワードを変更していたカイジは預金封鎖の解除をかけて高倉に勝負を挑む。

 

ゲームは『ゴールドじゃんけん』。

 

3回勝負で内一回は必ず純金を掴んだ状態(グー)を出さなければいけないというルール。

いかに早くグーを消費するかが勝負の鍵となる。

 

1戦目カイジはパーを出すが、高倉はチョキを出し負けてしまう。2戦目はカイジ・高倉共にグーを出し消費。「出入り口」と「コンテナ」を突破されてしまう。

 

最終の3戦目。高倉が出した手はチョキだったが、カイジは本来1回しか出さないはずであるグーを再び出すという奇策で勝利する。

 

勝負には勝ったものの、「トランク」は時間が経てば自動で開くためパスワードは必要ないと言い放ち、その場を去っていく。

 

翌日、意気揚々とトランクを開ける政治家達。

そこには入っているはずの新円。ではなく一番上の表紙以外全て旧円の紙幣だった。

 

実は、東郷が事前に印刷局を使ってトランクをすり替えておいたのだ。

 

その後、ニュースにより預金封鎖がデマだったと全国に流れる。

映像として、勝ち逃げを企てていた政府陣が会合に向かうところが放送される。

 

スタジアムで対峙する高倉とカイジ。

日本の未来に対して不満を嘆く高倉に対しカイジは「誰に何をベットするかは自分で決めるもの」と訴えかける。

映画『カイジ ファイナルゲーム』を見た感想と評価

原作を知っている方からすると色々と意見はあると思うが、私自身は楽しめる作品だった。

 

まず、オープニングの舞台が2020年の東京というところが、妙に親近感を覚える設定だったと共にありえないと言い切れない近い未来を感じさせた。

 

また、カイジの相変わらずの自堕落ぶりに、ある種安心した気持ちもあり開始10分ですでにカイジの世界観に入ってしまった。

 

また、原作にないゲーム『バベルの塔』『人間秤』『ドリームジャンプ』『ゴールドじゃんけん』など多数登場したところも新鮮な気持ちで見ることができた。

 

特に面白かった箇所としては、『人間秤』の決戦前にカイジが裏でアレコレ準備をしている部分が後からわかっていくところ。

 

カイジシリーズお馴染みではあるが、私は、後からのどんでん返しをする瞬間が一番好きで今作でもそれを楽しむことができた。

 

中でも実は時計の針を進めて終了時間をごまかしていたところ。

 

残念な箇所といえば、他のゲームについては、短時間で終わってしまったところ。

また、登場人物についても細かい説明が一切されず、「なんでこの人ここにいるんだろ~」などの疑問が残る部分は感じた。

 

「キンキンに冷えてやがる~悪魔的だ~」といったカイジの名セリフや、最後にカイジが騙されて結局、無一文になってしまうところなど、きっちりとオチをつけていたところもあり最後まで楽しむことができた。

 

今作でシリーズが終わってしまう事に関して寂しい気持ちが強いが、実は次回作が出るのではないかと密かに考えるだけでワクワクしている。

映画『カイジ ファイナルゲーム』の出演キャストや公開日情報

【キャスト】

  • 伊藤開司:藤原竜也
  • 高倉浩介:福士蒼汰
  • 桐野加奈子:関水渚
  • 廣瀬湊:新田真剣佑
  • 黒崎義裕:吉田鋼太郎
  • 大槻太郎:松尾スズキ
  • 坂崎孝太郎:生瀬勝久
  • 遠藤凛子:天海祐希
  • 西野佳志:山崎育三郎
  • 菅原太一:瀬戸利樹
  • 高瀬強士:前田公輝
  • 『最後の審判』挑戦者:篠田麻里子・酒向芳
  • 渋沢総一郎: 金田明夫
  • 東郷滋:伊武雅刀

【監督】

佐藤東弥

【映画公開日】

2020年1月10日

【主題歌】

「It’s all too much」 YUI