原作者:河原和音
1991年別冊マーガレット(集英社)にて「彼の一番好きなひと。」でデビュー、以後同誌を中心に執筆活動を行う。1996年に「先生!」を連載、教師と生徒の恋愛を描きヒット作に。2003年には「高校デビュー」、2008年に「青空エール」を連載開始。「高校デビュー」は2011年に実写映画化された。山川あいじ作画「友だちの話」、アルコ作画「俺物語!!」では原作を担当。「俺物語!!」は「このマンガがすごい!」オンナ編1位、講談社漫画賞少女部門、小学館漫画賞少女向け部門を受賞。「俺物語!!」はTVアニメ&実写映画化された。現在は「素敵な彼氏」を連載中。

「青空エール」1〜19巻発売中
(集英社マーガレットコミックス刊)
「映画ノベライズ 青空エール」発売中
(集英社オレンジ文庫刊)
「青空エール 映画ノベライズ
 みらい文庫版」7月22日発売
(集英社みらい文庫刊)

私自身が作品のモデルになった札幌白石高校の吹奏楽部出身なのですが、最初に「青空エール」を読んだときはびっくりしました。演奏の様子も部活の様子もリアルで、努力の積み重ねがあるから全国にいけるんだということがちゃんと表現されている。そこに感銘を受けて、もし何か自分がお手伝いできることがあればと集英社さんに連絡を取り、監修という形で関わらせてもらうことになりました。映画化に関しては、原作のどこを切り取るかというところから関わらせていただいていて、劇中で使う曲についても吟味しました。映画の部室は実際の白石高校の部室がほとんどそのまま再現されています。壁の写真パネルは実際の白石高校のパネルを借りてきたもの。なぜそこまで忠実に再現するのか美術さんに聞いてみたところ、「吹奏楽部を経験しておらず、実際の白石高校を知らない役者さんたちが、役に入り込みやすいように徹底的に作りこんでいる」と話していて、感動しました。俳優陣の頑張りも本当にすごいと思います。土屋太鳳さんをはじめ、皆さんとても真剣に、一生懸命楽器を練習していたので、演奏シーンも本当にリアルです。吹奏楽部役の方たちには、強豪校の心構えを教えたりもしました。三木監督に「吹奏楽部員は常に小走り」という話をして採用されたんですが、強豪校の子はのんびりしていなくて、何かしら動いている。そんな厳しさをリアルに表現する手伝いもさせてもらいました。私自身は部活時代に絶対戻りたくないですが(笑)、あの3年間があったことで今の自分があると思いますし、あの3年間があって本当に良かったと思っています。白石高校のOB・OGの人たちも映画の完成を楽しみにしております。